腹腔内抗がん剤治療|京都市でがん治療に力を注いでいる京都山科きぼうのクリニック

腹腔内抗がん剤治療

腹腔内抗がん剤治療

まずは実際の症例をご覧ください

PET-CT検査の結果、腹膜播種のほとんどが消失したことがわかります。
腹腔内抗がん剤治療は、ご高齢の方でも予想を上回る経過を示すことがあります。当院では、患者さんの状態を慎重に評価した上で、可能な限り治療適応を検討しています。

当院ではこれまで、腹膜播種・がん性腹膜炎・腹膜がんと向き合う患者さんへ、腹腔内抗がん剤治療を続けてまいりました。

まずは実際の症例をご覧ください

腹腔内抗がん剤治療が効果的であった症例はこちら

当院および治療協力施設で、腹腔内抗がん剤治療による有用性が認められた症例です(患者さんのご同意をいただいた上で掲載しております)。

  • 腹腔内抗がん剤治療の効果や治療回数は、患者さんのがんの種類、病変の分布や進行度、抗がん剤への感受性などにより、大きな個人差があります。すべての方に同様の効果を保証するものではない点をご理解ください。

治療実績

2024年の開院以来、917件の治療を行いました。

腹腔・胸腔内がん治療実績

  • 9割以上が腹腔治療です。
2024年
481件
2025年
436件

腹腔内抗がん剤治療自由診療

がんが進行し、おなかの中にがん細胞が散らばって「がん性腹膜炎」になると、
腸の運動が抑えられ、食事量の減少や急激な体力低下を招くことがあります。

現在は一般的に、手術以外には、血管内への点滴による抗がん剤治療が行われます。
しかし、点滴だけでは腹腔内まで薬剤が届きにくいと報告されています。

がんがおなかの中で広がると

おなかの中でがんが進行すると、腸閉塞や閉塞性黄疸などの合併症を引き起こし、余命に大きな影響を及ぼす恐れがあります。そのため、がん性腹膜炎(腹膜播種)においては、一刻も早い治療開始が重要となる場合があります。

腹水穿刺やCART治療(腹水濾過濃縮再静注法)は症状を和らげる一助となりますが、それだけではがん細胞自体の増殖を抑えることはできません。必要なのは、腹水の原因であるがん細胞を抑制する治療です。

当院では腹腔内ポート(カテーテル)を留置し、そこから抗がん剤を直接注入する治療を行っています。抗がん剤ががんの増殖を抑制することで、腸の動きの回復や腹水の減少をめざします。全身状態を改善させ、生活の質を改善するためのサポートを行います。

がんがおなかの中で広がると

腹腔内ポート

腹腔内抗がん剤治療に使用する抗がん剤は一般的な抗がん剤です。腹腔という閉鎖された空間に薬剤を直接届けるため、血管内点滴に比べて少量の薬剤でも効果が得られやすいと報告されています。

そのため、全身投与と比べて抗がん剤による副作用も少なく、ホスピスを勧められた方やシニアの方でも、全身状態を慎重に評価した上で、積極的に治療を導入することが可能です。また、腹腔内治療の継続により症状が改善すると、これまで治療を受けていた病院で、再び血管内抗がん剤治療や手術を検討できるようになるケースも少なくありません。

当院では、腹腔内抗がん剤治療に精通した田中哲二医師(朋愛病院 大阪市東成区)や近隣病院の協力のもと、腹腔内抗がん剤治療に本格的に取り組んでいます。腹腔内抗がん剤治療は全国的にも導入している施設が限られていることから、遠方からも患者さんにご来院いただいており、多くの方が効果を得ています。

腹腔内ポート

当院の腹腔内抗がん剤治療の特徴

〜安全性に配慮し、より適切な治療を皆さんに〜

当院では、腹膜播種やがん性胸水の治療において、安全性と適切性を追求した独自の治療アプローチを採用しています。

  • 経験豊富な医師・スタッフによるオーダーメイド治療
  • 抗がん剤の多様な選択肢
  • 抗がん剤の副作用に対する万全なサポート体制
  • 腹腔内だけでなく、胸腔内の治療にも対応
  • 栄養面も含めた日常生活のサポート

治療方法

全身麻酔による腹腔鏡手術または局所麻酔にて腹腔ポートを留置し、ポートを通じて腹腔内に直接抗がん剤を注入します。

  • 腹腔ポートの留置は、他院をご紹介させていただきます。ポート留置の手技は保険診療です。

費用

腹腔内化学療法(1回):96,000円
胸腔内化学療法(1回):77,000円

期間・頻度

1週間~10日に1回程度。
状態に応じて回数や頻度は異なります。

リスク・副作用

アレルギー反応、血圧低下、不整脈、呼吸困難、悪心、嘔吐、食欲低下、便秘、全身倦怠感など

入手経路など

全身治療に用いられる国内承認薬(大学病院やがんセンターなどの標準治療でも用いられている抗がん剤です)を、腹腔内に投与します。薬剤の種類や用量は患者さんごとに決定します。全身抗がん剤治療に比べて副作用が抑えられる傾向にあります。